提案依頼書とは、WEB制作を外注する場合に、相手に求める作業範囲を定めるために作成するものです。RFP(=Request For Proposal)と略されたりすることもあります。
また、さらに深く理解してもらうためにオリエンテーションを行う場合もあります。
ビジネス用語に「インプット」と「アウトプット」という言葉があります。それぞれ英語で「入力」と「出力」と言う意味を持つ言葉ですが、ビジネス用語においては、日常で得た経験や知識、スキル(インプット)を活かす(アウトプット)という使い方をされる。
当然インプットした経験をアウトプットしなければただの自己満足になってしまうし、アウトプットしたくても普段経験を積むことを疎かにしていてはできない。
切っても切れない関係です。
ことWEB制作の依頼書の作成においても同じことが言えます。発注者は思いつきで作成するのではなく、相手に「どうしてこのプログラムを立ち上げたのか」が伝わるようにする必要がある。
まず「インプット」として、その部分をはっきりさせなくては依頼書としては見えづらいものになってしまいます。
主に事業計画、戦略、ブランドイメージやデザイン性から、時には季節的な都合や年一でリニューアルしてるからなど時間的な要因になることもあるが、そうした目的をはっきりさせることをインプットの時点で考える必要があるのです。
次に、明確になったWEB制作のインプット(目的)をアウトプット(視覚化)としていきます。
まずは提案依頼書をインプットで考えた目的に合わせて、「どの程度の予算」で「いつまでの期間(スケジュール)」に「必要なメンバー構成(スキル)」を定めて、「こういうことをやってほしい」と記します。
提案依頼書の目的は、それを見せることによって「貴社ならこの計画をどう進められるかを提案してください」とお願いする点にあります。
そうしてできた依頼書を元にオリエンテーションを行うことで、書面以上に正確に情報を相手に伝えられると思います。
この一連の流れが、WEB制作の提案依頼におけるインプットとアウトプットです。